Pearl Flute 製品情報

ハンドメイドモデル 「キィ・デザイン」の妙。

キィ・デザインの妙。

 

 
 

 フルートの足部管には右手の小指で操作する複数のキィが付いています。もともと力が弱く、比較的不器用な小指にとって、これらのキィデザインは重要なポイントですが、よほど変わった形状でもない限り、キィ・デザインというものはどのフルートも変わらない、と思われてしまっている部分でもあります。

 実は、フルートメーカー各社の考え方や個性が現れる部分で、持った時や、操作した時に差があります。是非今度フルートを構える時に関心を持ってみてください。

下の写真にある、C足部(左)とH足部(右)ですが、ローラーC足は1個、(H足は2個)の形状が微妙に違うのがお分かりでしょうか?

 
 

 
 

 C足のローラーは太く、つまりC音の押さえがよりし易いのに対し、H足の2つ並んだローラーは若干細く作られています。ローラーなど同じ部品を使えばコスト面からもよさそうなものですが、C足では操作しやすい大きなローラーも2つ並ぶとかえって使いづらくなってきます。また、大きなローラーが2個並ぶと、その分幅が必要になり、その横にあるEsキー(コルクの付いている、普段小指を載せているキィ)も長く、大きくなり速い操作に影響します。

 C足の太めのローラーは角を取り、Esキィへの横移動もスムーズになるように配慮し、またH足には細めのローラーを用い全体のコンパクトさを出すという”使い分け”によって、それぞれ小指キィの自由な操作を実現しています。

 

 分かりにくい話になってしまいましたが、要は、C足とH足、それぞれの使いやすいキィデザインは違うはず、というのが我々の考えなのです。楽器である以上、音色や音程といった話題になるのは勿論ですが、人が操って初めてその性能を発揮します。

「操る」という、スペックとしては語りにくく、地味な観点からも、様々な工夫が長い経験から盛り込まれています。

「キィがコンパクトに感じる」「バランスが良い」と多くの方が語る印象。

 

それは、柔らかく美しいシルエットに隠された、使いやすい形状や位置、ストローク、重量のバランスがもたらした、パールフルートの特徴です。

 

 

 

 

-Pearl Flute, 製品情報

Copyright© パール楽器製造株式会社|NEWS & EVENTS , 2021 All Rights Reserved.