YOUさんがXviveペダルについて素晴らしいコメントを寄せてくださいました!
DEAD ENDはもちろん、数多くのミュージシャンと多方面で幅広く活躍されているギタリストのYOUさん。徹底したポリシーによる機材へのこだわりは強く、とりわけエフェクターへの造詣は深く所有数も数知れず。そんなYOUさんがXviveエフェクト・ペダルに興味を抱いて頂いたことがキッカケで、これまで実機を試して頂いておりましたところ、この度 本当に素晴らしいコメントを寄せてくださいました。YOUさん、ありがとうございます!
コンパクトながら高性能なXviveエフェクト・ペダルについてのレポートを是非ともご参照ください。
YOU(足立 祐二)
オフィシャル・ブログ ⇒http://014.holidayblog.jp/
オフィシャル・Twitter ⇒ https://twitter.com/yousalien
■V1 CLASSIC ROCK
このCLASSIC ROCKは、同じシリーズのTUBE DRIVEとは、また全然違ったサウンド。これは、筐体の色からも判断出来る様に、TS系とは明らかに異なるテイストなんだけど、ミッドレンジに変な癖が無いので、バッキングの時なんかでも、とても使いやすいね。あと、これもシリーズに共通した事なんだけど、このCLASSIC ROCKも、物凄くトーンの効きがいいのが特徴なんで、シングル・コイル、ハンバッキング共に、どんなアンプでも好みのサウンドを構築出来ると思うよ。
自分の好みで言うと、gainを最大にして過激に歪ませるってより、クランチくらいの感じで、ブルージーなトーンでプレイしたくなるんだけど、gainを最大にしておいて、ギター側のボリュームを絞った時のサウンドも、秀逸なんだよね。
自分が学生の時に聴いていた様な、外タレの荒々しくて太いサウンドが飛び出して来るんだけど、もうちょっと自分のサウンドに厚みを加えたいってプレイヤーには、ホント、最適だと思うよ!
■V5 DELAY
このDELAYは物凄くウォームなサウンドなんだけど、アンプをクリーンな状態に設定した時のサウンドは、本当に気持ちいいいね。
リピート音が、とてもウォームなので、ヴォーカルがメインのバンドの時なんかでも、歌の邪魔をする事も少ないだろうし、ちょっとした間奏でメロを弾く時なんかも、そのままのセッティングで、サウンドに奥行きが出て良さそう。
最新鋭デジタル・ディレイの場合、サウンドはクリアだし、リピート音も物凄くクリアで良いんだけど、曲によっては、ちょっとウルサく感じる時があるんだよね。
同じ経験をしてるプレイヤーも多いと思うんだけど、歌いながらギターを弾くプレイヤーにも良いだろうし、ソロをメインにしているギタリストなんかも、リピート音がメロを邪魔しないって意味では、物凄く喜ばれるだろうし、どんな音楽でもオールラウンドに使えるんじゃないかな。
筐体も凄く小さいし、ちょっとしたセッションなんかの時も、ソフトケースのポケットにポンって感じで持って行けるので、とても重宝されそう。
想像以上にディレイ・タイムも長いんだけど、ショート・ディレイに設定した時のサウンドも面白いし、f.backを最大にしたら、発振して嵐の様に強烈なサウンドになるよっ!
■V6 PHASER KING
このPHASER KINGはクラシックなフェイザー・サウンドを踏襲しながらも、他社のフェイザーとは少し違うニュアンスも持っていて、物凄くユニークなサウンド。
sweepとfeedbackのツマミを左に回し切った状態だと、軽いブースターとして使えるくらいパリッとしたサウンドになるんだけど、そのパリッとする特性?故、ソロの時にも、ちょっと押し出してくれてバッチリだよ。
ギター側のボリュームを下げた状態でも引っ込まないのでとても使いやすいし、全てのツマミを12時辺りにすると、バッキング、ソロ共に、とても気持ちの良いサウンドになるね。
シンプルなフェイザー・サウンドを導入したいけど、予算とスペースは限られているなんてプレイヤーには最適じゃないかな。ホント、手軽で気持ちいいよっ。
■V7 TUBE DRIVE
このTUBE DRIVEは、割とオーソドックスなオーバー・ドライブに見えるでしょ?でも、筐体の色から想像していたサウンドと全然違う!
比較的、クラシックなサウンドかと思ってたんだけど、想像以上に過激なサウンドでビックリ。筐体の色がグリーン系のペダルって、大体、マイルドなテイストのサウンドだったりするんだけど、このTUBE DRIVE、セッティングによっては割とブースター的だったり、軽いファズ的だったり、想像以上に幅広いのが特徴。
あと、思ってるよりトーンの効きも良いので、driveのツマミと合わせて積極的な音作りが可能なんだけど、トーンを上げ目にすると、フロント・ピックアップをセレクトした時も音が引っ込ま無いので、フロントを多用するプレイヤーなんかにも好まれるんじゃないかな。
クラシックなチューブ・サウンドが欲しいんだけど、他のプレイヤーとは違ったニュアンスを出したいって時に大活躍すると思うし、店頭で見かけたら、是非、試してみてね。
■V8 CHORUS VIBRATO (生産完了品)
このCHORUS VIBRATOは、最近のDEAD ENDのライブでも良く使ってるんだけど、使い方がシンプルなんで、とても重宝してます。コーラスやビブラートに中には、スイッチをオンにしたとたん、音が引っ込んだり、逆に出過ぎたりって物も多いんだけど、このCHORUS VIBRATOは、変化の仕方が丁度いいんだよね。
オンにすると、ほんの少しだけブースト感があるんだけど、それが気持ちいいって言うか、アンサンブルの中でも埋もれない感じがいいね。
本当は、レベルのツマミがある方が使いやすいのかも知れないけど、このCHORUS VIBRATOは、オンにした時の軽いブースト感が気持ちいいので、レベルのツマミが無くても特に問題無し。
あと、vibratoとchorusの切り替えは、スイッチでは無く、ツマミで無段階にブレンド出来るんだけど、スイッチで変更するタイプは、演奏中に切り替える場合、極端にサウンドが変化する場合があるので、演奏中もしくは曲間にセッティングを変更するプレイヤーなんかには、逆に喜ばれるかもね。
エフェクト音も変にコモったりしないし、比較的ゴージャスになるタイプかな。
予算は無いけど、エフェクト音に妥協したく無いってプレイヤーには、最高だと思うよ。
■V10 AMP LITONE (生産完了品)
このAMP LITONEはとてもシンプルなブースターなんだけど、トーンのツマミを搭載していて、ちょっとオーバー・ドライブ的なニュアンスも持ち合わせているのが特徴。
もちろん、gainを最大にすると、ブースターの醍醐味を満喫出来るんだけど、トーンをオフに出来るのも、とても面白い発想だよね。
gainのツマミを右に回していくと、全てのレンジが太くなっていくんだけど、11時くらいに設定して、toneをtreble側に設定してやると、トレブル・ブースター的にパリッとしたサウンドもなるので、自分の音がちょっと埋もれてるなーなんて感じてるプレイヤーにもバッチリだと思うよ。ベースでも試したんだけど、弦を張り替えた時みたいに元気なサウンドになって、とても気持ち良かった。
自分の音に元気が無いなーなんて思ってるプレイヤーにも最適だと思うし、ステージに上がった時、もうちょっとソロを押し出したいなーなんて思ってるプレイヤーにも、是非試してもらいたいよ。
■V16 UNDULATOR
このUNDULATORは、どちらかと言うとマイルドなテイストなトレモロなんだけど、余り弾きまくらない、1音、1音を大切にするプレイヤー向きじゃないかな。
shapeのツマミで、波形をランダムに選択出来るんだけど、depthのツマミと合わせる事によって、過激なトレモロ・サウンドも演出出来るし、speedを9〜10時辺り、shapeとdepthのツマミを12時くらいに設定してプレイすると、いつまででも弾いていられるくらい気持ちの良いサウンドが得られるよ。それに、原音を過激に変化させるタイプでは無いので、どんな音楽にもマッチするんじゃないかな。
手軽なトレモロ・ペダルを探してるのなら、是非、店頭でトライしてみてね。
■V17 SINGING AUTOWAH
このSINGING AUTOWAHは、色んなワウ・サウンドを作るってより、割とオート・ワウに特化した音作りになると思うんだけど、オンにした瞬間、想像してるサウンドが飛び出してくるので、とても判りやすい。depthのツマミを上げて行くと、強烈なワウ・サウンドになるんだけど、このdepthのツマミを9時くらいに絞ってやると、少しだけオート・ワウのニュアンスを加味した物凄く大人なサウンドになるね。
オート・ワウって言うと、どうしてもファンキーなカッティングってイメージになると思うんだけど、セッティング次第ではシンセみたいなサウンドにもなるので、飛び道具的に使うも良し、オーソドックスにカッティングするも良し、色んな現場で活躍出来るんじゃないかな。
ちょっと、ショート・ディレイみたいなニュアンスも出せるんだけど、ベースで使っても物凄くユニークなサウンドになるよ。他のプレイヤーとは、ちょっと違ったサウンドを狙ってる時なんかは最高じゃないかな。
デザインも最高に可愛いし、店頭で見かけたら、是非、トライしてみてね。
Xviveオフィシャル・サイト ⇒ http://www.pearl.jpn.com/xvive_top.html