YOUさんがXviveペダル・O1 / T1 の試奏コメントを寄せてくださいました!
Xviveのトーマス・ブルグとのコラボレーション・モデル(O1/T1)について、DEAD ENDのギタリストYOUさんにチェックして頂いたところ、素晴らしいコメントを寄せてくださいました。YOUさん、いつもありがとうございます!
レポートを是非ともご参照ください。
■TUBE SQUASHER OVERDRIVE
このTUBE SQUASHER OVERDRIVEは最近、入手したんだけど、アンプのサウンド・デザイナーとしても大活躍中のThomas Blug氏のシグネーチャー・ペダル。
早速、箱から出してみたんだけど、同じXviveの他の筐体とは全く異なった質感で、他の機種に比べて、格段に高級感があるのに驚いた。
早速、音を出してみたんだけど、オーバードライブとの事だったので、絵に描いた様なサウンドが飛び出してくるのかと思いきや、多少頭に思い描いていたサウンドとは、ニュアンスの異なるサウンドが飛び出してきた。
よくあるタイプのオーバードライブだと、多少ロー・エンドとハイ・エンドが削れて、ミッドが持ち上がるパターンなんだけど、このTUBE SQUASHER OVERDRIVEは、古典的なドライブ・サウンドとは、ちょっと違ったニュアンス。
ロー・エンドも太いままだし、思ったより、やんちゃで荒削りなサウンドなんだけど、出音が太過ぎって時には、LO CUTのスイッチがあるので、このスイッチをオフにする事で、レスポンスも格段に早くなるね。
あと、TONEのツマミも凄く効くので、どんなピックアップを搭載したギターを繋いでも対応出来ると思うんだけど、TONEを上げ目にして、ギター側のボリュームを少し下げてやると、コード・ストロークや指弾きでも、バッチリなトーンになるよ。
もちろん、DRIVEを全開にした時のソロ・サウンドも凄くいいトーンなんだけど、LEVELを全開にして、DRIVEを10〜11時、TONEを1〜3時くらいにしてやると、軽いブースターとしても使えるし、ギター側のボリュームにも素早く反応するので、ギタリストだけでは無く、ギターを弾きながら歌うボーカリストなんかでも、凄く使いやすいんじゃ無いかな。
■Golden Brownie Distortion
これも、TUBE SQUASHER OVERDRIVEと同じ時期に入手したんだけど、
同じThomas Blug氏のシグネーチャー・ペダルでも、こちらはTUBE SQUASHER OVERDRIVEとは違ってディストーション。
筐体は、TUBE SQUASHER OVERDRIVE同様、他の機種より高級感があって、とても好感が持てるんだけど、こちらも、早速、音を出してみる事にした。
音を出して驚いたのは、ディストーションと言うより、物凄く歪むオーバードライブ的であると言う事。
ディストーションの多くは、出音の質感そのものを変化させる物も少なくないんだけど、このGolden Brownie Distortionは、質感そのものは余り変化させずに、ドライブさせてる感じ。
アンプをクランチなセッティングにすると、DRIVEを9時くらいにセットしても、とても粘りのある良い歪みになるんだけど、面白いのは、PRESのツマミがトーンコントロール的な役割を果たしてるってとこ。
このGolden Brownie Distortionには、もちろんTONEのツマミも搭載されてるんだけど、歪みの質を決定するのは、このPRESのツマミと言っても過言では無い。
PRESのツマミを下げ目にすれば、とてもマイルドで温かいサウンドになるし、少し上げ目にしてやると、エッジの効いた食い付きの良いドライブサウンドになるんだけど、どんなセッティングでプレイしても、歪みの質そのものが良質なので、とても厚みのあるドライブ・サウンドになるね。
あと、DRIVEのツマミを上げても、物凄くノイズが少ないのも特筆すべき点なんだけど、このノイズの少なさは、どんなジャンルのプレイヤーでも、喜ばれるんじゃ無いかな。
市場には、高級なブティック・ペダルが星の数ほど流通してるけど、この価格帯で、このクオリティーは、本当に信じられ無いし、初心者の方から、上級者まで、店頭で見かけたら、是非、試してみてね。きっと、そのサウンドと価格に驚くと思うよっ!
YOU
Xvive オフィシャルサイト http://www.pearlgakki.com/xvive/index.php