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クロテイル(crotales)は、「アンティーク・シンバル」と呼ばれることもある打楽器の一種で、小さな音程付きの青銅製ディスクを硬いマレットで叩いて演奏します。明るく、共鳴性のあるベルのような音色が特徴です。クロテイルは、主にオーケストラ、吹奏楽、打楽器アンサンブル、マーチングバンドのフロントアンサンブルなどで使用されます。
SABIANクロテイルは、新たにディスクとティルターとの接地面を少なくする新しい機能を採用して、ディスク本来の特性をより引き出しています。また、演奏のしやすさを向上させるために、黒鍵ディスクと白鍵ディスクの間隔を狭め、オクターブ間の演奏がスムーズに行えます。さらに新設計のマウントでは、従来の差し込み式ゴムキャップに代わり、ねじ込み式のキャップを採用。演奏中や輸送時の安定性をさらに高めています。
クロテイルが使用される有名なオーケストラ作品には、ストラヴィンスキーの《春の祭典》や、ドビュッシーの《牧神の午後への前奏曲》などがあります。
【表記法と音域】
クロテイルの各音は個別に調律されており、鍵盤レイアウト(ピアノの鍵盤に似た配置)で並べられています。音域は通常2オクターブで、「中央のC(ミドルC)」から始まります。
音楽的な知識をお持ちの方向けに補足すると、クロテイルの楽譜上の記譜はC4(中央のC)からC6までですが、実際に鳴る音はその2オクターブ上、つまりC6からC8です。C8はピアノで出せる最も高い音にあたります。この記譜と実音の関係は、グロッケンシュピール(鉄琴)と同じです。
