吉原 すみれ / Sumire Yoshihara
打楽器奏者
"東京生まれ。幼少の頃より、工藤昭二のマリンバのレッスンを受ける。高校入学時より、打楽器を小宅勇輔に師事。東京藝術大学に入学し、打楽器一般を有賀誠門、マリンバを高橋美智子に師事。
1972年、東京藝術大学大学院在学中に、ジュネーヴ国際コンクール打楽器部門で優勝。同時に各部門のグランプリであるプリ・アメリカン賞も受ける。以後、ヨーロッパ・日本を中心にソロ活動を続ける。
1977年、ミュンヘン国際コンクールで1位なしの2位を獲得。ソロ・レコードがRCAより全世界に発売される。
1979年より85年までカメラータ・レーベルにて5枚のソロ・アルバム(吉原すみれ・打楽器の世界1~5)を制作。
1980年、サントリー音楽賞受賞。アルバム「吉原すみれ・打楽器の世界1」において芸術祭優秀賞受賞。
アンサンブル・ヴァン・ドリアン、トライアングル・ミュージック・ツアーなどアンサンブル活動も行い、アンサンブル・ヴァン・ドリアン団員として1983年、中島健蔵賞受賞。
1986年、ジャーナリスト立花隆の制作録音によるCD「とぎれた闇」を発表。1986~93年までに、CBSソニーで4枚のソロCDと1枚のデュオCD(笛の藤舎推峰との「デュエル」)を制作。
1991、97年にミュンヘン国際コンクール、1992年にジュネーヴ国際コンクールで審査員を務める。
1993年、ニューヨークにてミュージック・フロム・ジャパン公演を行う。1997年「打楽器通信」、2002年「打楽器通信2」(フォンテック)リリース。
2002年、第20回中島健蔵音楽賞優秀賞を受賞。2004年、第13回朝日現代音楽賞受賞。
「アンサンブル・タケミツ」メンバー。武蔵野音楽大学教授。相愛大学客員教授。"