布谷 史人/ Fumito Nunoya
マリンバ奏者、ドイツ国立デトモルト音楽大学マリンバ講師
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ヒューストン新聞において「黒い衣装をまとった布谷史人は、人を磁石のようにひきつけ、離さなかった。」、またボストン・ヘラルド新聞においても「機敏で活気がある、彼はものすごい才能を秘めている」奏者として称賛されたマリンバ奏者布谷史人は、現在ドイツ国立デトモルト音楽院のマリンバ講師として後進の指導に当たりながら、Adamsマリンバ専属アーティストとして、ドイツ国内を拠点にヨーロッパ各国、日本、アメリカで演奏活動を繰り広げている。 2019年にドイツのOehms Classicsよりリリースした5枚目のCD,「マリンバの為の協奏曲集」はベルギーのKlassiek Centraalより「Gouden Label」賞を受賞し、イギリスのBBCミュージックマガジンにおいては最高点となる5つ星を受賞した。ヨーロッパ各国のラジオ局でも取り上げられ、ドイツ・フランクフルト航空の機内エンターテイメントに採用された。また、2019年の夏にはドイツ人ピアニスト、ベンヤミン・ヌス氏と日本ツアーを行い、東京、秋田、京都、名古屋で5公演を、そして冬にはオランダを拠点に活動する打楽器デュオの「Joint Venture Percussion Duo」とJ.S.Bach作曲の「Goldberg変奏曲」を演奏し、オランダ、ドイツ、中国、マカオのツアーで成功を収めた。 これまでに、ドイツで行われた第3回世界マリンバ・コンクールにおいて3位、アメリカでのIma Hogg コンクールで1位、アストル・ピアソラに関する音楽のみを課題とするイタリアでの第3回リベルタンゴ国際音楽コンクールのソロ部門において、日本人、マリンバ奏者として初となる優勝を果たした他、これ以外にも様々な国内・国際コンクールで数々の賞を受賞した。これまで「福井マリンバセミナー」、「関西・中部打楽器フェスティバル」、「ゼルツマン・マリンバ・フェスティバル」など、日本、アメリカ、ヨーロッパの音楽祭・フェスティバルに招聘され、「南カリフォルニア・マリンバ国際コンクール」、「日本管打楽器コンクール」、「ルクセンブルグ国際打楽器アンサンブルコンクール」などのコンクールにおいて審査員も務めた。また、2014年7月には国際的なマリンバ・フェスティバル「ゼルツマン・マリンバ・フェスティバル・オン・ツアー」をコーディネーター兼講師として6日間に渡り、地元秋田県大館市で開催し成功を収めた。 デビューCD「赤とんぼ」は、Percussive Arts SocietyのPASマガジンにおいて「芸術的に作り上げられた音楽の、最もハイ・レべルな例の一つ」と絶賛され、2013年にオクタビア・レコードより発売した2枚目のCDとなる「種を蒔く人」は、レコード芸術において「布谷の演奏は深い」と評され、準特選版として推薦された。また2016年には、ドイツのレーベルOehms Classicsより、「ピアソラ・オン・マリンバ」、「クラシックス・オン・マリンバ」を2枚同時発売し、レコード芸術誌において2枚とも特選盤に選ばれた。 2015年9月からは、地元秋田県大館市の観光大使にも任命されている。